with Allpress Espresso
STERNBERGが中心となり、様々な異業種と交流をはかるWEBコンテンツ「愛縁機縁」。
その第二弾「STERNBERG Meets Coffee with Allpress Espresso」では、俳優の仲野温が30年以上の歴史を誇るニュージーランド発の老舗コーヒーショップ、Allpress Espressoでカフェ文化について学ぶ。
Allpress Espresso Tokyo Roastery & Cafe
創設者が清澄白河で材木屋を見つけ、2014年8月にオープン。店内にはオールプレスならではのこだわりが散りばめられており、本国ニュージーランドとのつながりを大切にしていることがうかがえる。
adaress:東京都江東区平野3丁目7-2
日本でニュージーランドスタイルのコーヒーが
楽しめる場所といえば、ここAllpress Espresso Roastery & Cafe。
ニュージーランドを中心にオーストラリア、イギリス、
シンガポールなど世界中で展開しており、日本一号店として
清澄白河にもお店を構える。
材木屋さんだった建物を改築した天高の店内は
ガラス張りの奥行ある広々とした開放感が特徴だ。
お店に入る前から豆を焙煎した深みある
コーヒーの薫りに思わず顔がほころぶ。
Allpress Espresso Roaster & Trainer
YUTA ISHIDAさん(石田祐太さん)
バリスタ歴10年。
20歳の頃に味わったエチオピアコーヒーを初めて
飲んだことがきっかけでコーヒー業界に入る。
今回ニュージーランドのカフェ文化を教えてくれる人。
世界有数のカフェ大国、ニュージーランド
「日本人にとってお米のようなシンボルが、ニュージーランドではエスプレッソです。」
元々イギリスの植民地であった背景を持つニュージーランド。
加えて、自然と共に生きることを大切にする国民性から、カフェ文化が発展してきたと石田さんは語る。
ニュージーランドでは一人当たりのコーヒー焙煎業者の数が世界一と言われている。現地ではエスプレッソで飲むことが一般的である。
対して、日本でドリップコーヒーの方が主流なのは喫茶店文化に影響されているところが大きい。
愉しみ方の違いは、「ドリップコーヒーは10分かけてゆっくり飲み、エスプレッソは一気に飲み干し余韻を10分味わう」ところにある。
店舗では本国から送られてきた数種類の豆を、
豆の味や季節などによる条件をもとに豆の割合を
その都度調整し焙煎をしている拘りぶり。
熱風式で焙煎する豆の特徴は、
〈酸味・甘味・苦味〉のバランスを意識しており、
クリーンで、ムラがなく雑味も少ない。
一回の焙煎で熱される11キロの豆は、水分などが抜けて9キロほどになると言う。
オールプレスでは、一日に150キロから200キロのコーヒー豆が焙煎され、このロースタリーで梱包・パッケージングを行い日本各地のカフェやレストランに卸される。
焙煎機は250℃、真夏にはロースタリー内は45℃まで上がる。「年中通して半袖で作業できちゃうくらい暑いですね笑」と石田さん。
ニュージーランドのコーヒーカルチャー
冒頭にも触れたが、独自のカフェ文化を発展させたニュージーランド。日常生活に決して欠かせないものとして、大小含め約10,000以上のお店が点在する。
現地では「ブラック」か「ホワイト」という聞きなれない注文がある。
「ブラック」はエスプレッソやロングブラックなどのミルクを混ぜないエスプレッソビバレッジの総称。対して、「ホワイト」はフラットホワイトやカフェラテなどのミルクビバレッジの総称をさす。フラットホワイトのレシピは各国の風土に合わせて変わる。今回はホワイトをテイスティング。
エスプレッソマシンは世界中のバリスタから選ばれるイタリアのラ・マルゾッコ社製。オールプレスのカフェでは、全てこのマシンでエスプレッソを淹れる。世界初のダブルボイラーがエスプレッソの抽出スピードを底上げし、風味や温度が落ちづらい。
マシンによる抽出が始まると熱々の湯気が立ち込め、エスプレッソの豊かなアロマが鼻いっぱいに広がる。マシンからエスプレッソが注がれる音は静かで心地が良い。
口に含む。
エスプレッソはシングルショット。
バランスの取れたエスプレッソと、きめ細やかなスチームミルクが軽やかに入ってくる。
「旨い!」
コーヒー本来の甘味に驚く。
程よい苦味と酸味が合わさりコクが生まれ、味に奥行きが創られる。
ミルクの細かな泡が舌に触れることで独特の甘味となり、エスプレッソの甘味と美しく絡み合う。
それぞれの役割が相乗効果をとなり、互いに引き上げ、旨味成分を感じるほど味わい深い。
エスプレッソをより深く味わうために、フラットホワイトがあると言ってもいい。
オールプレスのフラットホワイトでコーヒーに対する苦手意識を克服した人もいるようだ。
「コーヒーについて多くを語り過ぎない接客」も敷居を
高く感じさせず過ごしやすい空間を作り出している。
このリラックスできる場所で飲める美味しいフラット
ホワイトが、一日の満足感をさらに高めてくれるのだ。
そんなお店だからこそ、常連のお客さんたちが
スタッフさんに挨拶するために気軽に訪れるシーンが何度もあった。
人と人が心で触れ合える空間にいることに、
なんだか気持ちが温かくなりとても微笑ましい。
本場のニュージーランドでも、ごくありふれた日常を彩る手段として「カフェ」が隣にあるのだろう。
何気ない一杯が一日を変え、人々の毎日を色彩豊かなものにしてくれるのだと強く感じた。
with Allpress Espresso
スラックスと合わせてクラシックにしつつも、ボタンの付け方・袖のまくりなどでカジュアルダウンをしています。
微光択のホワイトのトレンチは、特に女性におすすめのアイテム。
顔のトーンをより綺麗に見せ、シンプルなスタイリングでも十分に存在感がでます。
ワークテイストの特徴的なデザインを暖色系と合わせることで、マイルドに仕上げています。
ファスナーのシルバーがアクセントに。フロントを閉めてスタンドカラーとしても着られるので、更にアウターを羽織るなど着回しのきくアイテムです。
1998年生まれ、兵庫県淡路島出身。
YouTuberとして活躍していたが、俳優に専念するために引退。
特撮ドラマ『牙狼<GARO>ハガネを継ぐ者』(2024年)、海外ドラマ『TOKYO VICE season2』(2024年)、映画『OUT』(2023年)と、全てオーディションでメインキャストを勝ち取り強烈な印象を残している。
公開待機作も多数。office MUG所属。
愛縁機縁(あいえんきえん)
一枚の服で一日が変わる。 ~
業種の垣根を超え、さまざまな商品/お店/カルチャー/ヒトと関わることにより、相乗効果で互いの良さを発見し、高め合い、新しい価値を創造する。