「ようこそ、高島商店へ」

「ここは、ぬいぐるみが大好きな人たちが集まる場所なんだ」

「ねえ、Creepuがうまれたときのこと、教えて？」

「もともと、こんな子がいたらいいなってずっと思っていたんだ。映画『E.T.』みたいに、性別や世代を超えて、誰にとっても親友になれる存在」

「Creepuは禁足地の薄暗く深い森に棲んでいる設定だけど、中身は純粋で好奇心いっぱいなの」

「だから、森から人間の世界をこっそり覗いてたんだね。みんなとともだちになれたらいいな～、って」

「Creepuって名前はどうやって決めたの？」

「“のそのそ”とか“忍び寄る”っていう意味のCreepに、YOUのカジュアルな表現のUを足してCreepuにしたの。
“あなたのそばに”と想いを込めて」

「studio CLIPのやさしい世界観に、ちょっとだけ毒っぽさを混ぜると、かわいさが深まるんだ。スイカに塩を振ったみたいにね」

「長い毛に覆われた目もとが、ダークでミステリアスでしょ？」

「ぽっこりお腹、思いきりひらいた腕……、ハグされるためのまぁるいフォルムにこだわったよ」

「うん。ぎゅーってされるの、大好き！」

「Creepuには、一人ひとりの名前はないんだよね？」

「そう、Creepuは種族名。人間でいうHUMANと同じだね。どんな子になるかは、迎えてくれたおともだちとの暮らしの中で育つよ」

「だから、ひとりずつにネームタグをつけたの。おともだちに名前を書いてもらうためにね」

「あなたの名前は、JOLIJOLI。こどものころ、おばあちゃん家の近くのケーキ屋さんにあった、思い出のお菓子と同じ名前」

「わあ、なんかくすぐったいね。
今日から、 よろしくね」

「ねえ、JOLIJOLIってどんな子に見える？」

「しっかり者で、本番に強そう。早起きとお正月が好きで、好物は私と同じ、牡蠣とレモンとジェラート！」

「ぜ～んぶ大好き。夜は、ぎゅっとして眠りたいな」

「BTSの推し活をしたり、ホラー映画を見たり。夜更かしにもそっと付き合ってくれるといいな」

「もちろん。JOLIJOLI、そういうの得意だもん」

「JOLIJOLIみたいなCreepuって、ほかにもたくさんいるの？」

「いるよ。Creepuは、特大・大・中・小の4サイズ。抱きしめる大きな子もいれば、カバンにつけて一緒に出かけられる小さな子まで。どんな子になるかは、一緒に過ごすおともだち次第」

「Creepuがおうちにやってきたら、名前をつけてあげてね」

「いろんなおうちに、いろんなCreepu。みんな違って、みんなかわいい。ずっとずっと、なかよしでいられますように」